プレゼンテーションをしないといけない朝などは,起きるのが辛かったりしますよね.プレゼンテーションはやり直しがきかない難しいものではありますが,自分の伝えたいことをきちんと伝えるためのとても良い機会でもあるので,上手く活用してきたいですね.今回は,プレゼンテーションを最大限活用するためにするべきことをご紹介いたします.

プレゼン成功の秘訣――朝、声に出して読んでおく (1/2) – http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1311/11/news026.html

読みやすい資料と声に出しやすい資料は違う

上述の記事では,朝カツのススメで声をだそうと言っていますが,別に朝じゃなくても良いです.プレゼンテーションの準備をするときには,とにかく声に出してプレゼンテーション資料を読むことが大事です.

読みやすい資料と,話しやすい資料は異なります.資料を声に出さずに作ってしまうと,読みやすい資料にはなり得ますが,話しやすい資料にはなかなかできません.読み上げてみて初めて「ここはちょっと発音しにくいな」とか「だらだら喋ってるように聞こえるな」とかが分かってきます.

身振り手振りも入れながら修正する

また,読み上げるだけでなく,身振り手振りを入れて確認することで,間の取りやすさや,自分に注目してもらえるかなど,資料を見ているだけではなかなか気づけない部分を確認することができます.なお,確認していくために,可能な限り読み上げている様子は録画しておきましょう.自分を客観的に見ることができるので,より簡単に違和感に気がつくことが可能です.

資料はあくまで道具,伝えるのは発表者自身

何よりも忘れてはいけないのは,プレゼンテーションにおいて,資料は発表者が伝えたいことを効果的に伝えるための道具でしかない,ということです.聴衆を動かすのは資料ではなく,発表者自身なのです.だからこそ,プレゼンテーションをデザインする際には,声に出して読み上げたり,自分の身振り手振りを入れたりしながら,資料を作りあげていくことが大事なのです.

資料ではなくプレゼンをデザインする

資料をデザインするのではなく,プレゼンをデザインしてください.そうすれば,プレゼンを成功させるだけでなく,自分の魅力が聴衆に伝えられるようになります.