Kinoの一言:
IDEOが博報堂に買収されました。独立した組織で戦うには限界がある時代だということ、大企業はデザインに関して、分離独立よりは融合させて上手く取り込む方が良さそうです。
Atomos Design:
IDEOが、博報堂グループのKyu Collecticveの資本参加を受けるというニュースが飛び込んできました。
ティム・ブラウンCEOが、その意図を説明しています。
Kyu Collectiveは、グローバルに多数のデザインファームを傘下に収めています。ブラウンは、IDEOが参加する意図として、
・IDEOが長年取り組んできたデジタルデザインはピークアウト、コモディティ化した
・AIやIoTといった新たな対象のデザインに取り組むには、インダストリアルデザインのために作られた組織(IDEOのこと)ではついていけない
・貧困やヘルスケア、その他公共インフラの課題への取り組みには、より幅広いリソースを結集することが必要
などを挙げています。
Adaptive Pathの金融機関による買収、Lunarのマッキンゼーによる買収など、デジタルに強いデザインファームの買収が相次いでいます。
ブラウンCEOも述べていますが、こうした流れの背景として、デザイン思考やHCDのコモディティ化、IoTなどを通した産業のサービス化、AIのようなコアテクノロジーの重要性の高まりの中で、独立したデザインファームという組織構造のあり方が問われています。
これは自分のデザインコンサルティングの仕事でも常に考えさせられる点です。
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