ついにiPhone 5sがドコモから販売され始めたので,SIMフリーiPhone 4sを手放し,同時にDTIのハイブリットモバイルプランを解約して,ドコモに戻ることにしました.しかし,解約までの道のりは想像以上にもやっとするものでしたのでご紹介します.

DTI ハイブリッドモバイルプラン
dream.jp/mb/dc/

まず始めに,DTIはドコモから回線を借りているMVNO(仮想移動体通信事業者)です.データ通信SIMの月額が2980円ととても安価で,しかもドコモの網を速度制限が特になく使えるということがウリです.実際のところは,想像以上に通信速度が遅く,明らかに帯域制限をしていることが見てとれる場面が多く,大変がっかりしたのものです….とはいえ,価格も価格なので,そこそこ満足して使っていました.

少し面倒だなと思いつつも,お金も勿体ないのでDTIを解約することにしたのです.そのときは10月初旬でした.解約月は日割りかななどと思い込みつつ,何も考えずに解約手続きをしたので,11月に入って10月分の通信料金が普通に請求されていることにとても驚きました.契約書面を読み直してみると,確かに解約月分は請求される旨が書いてあったので,まー仕方がないなと思いました.しかし,DTIはその仕方ないなとは割り切れないことを言っていることに気がつきました.なんと「解約申請月の翌月末で解約完了といたします」と書いてあるのです.

つまり,私がDTIの利用を止めたのは10月初旬なので,2ヶ月全く使わないのに料金を払う必要があるということです.おそらくシステムの都合だろうと思いたいのですが,うがってみると,たかだか数千円をかすめ取るために解約処理を先延ばししているようにも見えます.確かに契約書面に書いてはあるのですけど,とてももやっとしました.もはや二度と契約すまいと心に誓わせるには十分でした.

MVNO全般に言えることですけど,誇大広告で煽ったり,安価な料金でユーザを釣ることに熱心になるのも,ほどほどにした方が良いと思います.たとえ契約してくれたとしても,その後の契約継続や解約で信用を失います.さらに言えば,業界全体への不信感にも繋がりかねません.本当に,利己的になりすぎず,よく考えてデザインした方が良いといえます.

今回の事例は,皆さんが次に回線を契約する際のご参考になれば幸いです.