最近は本当に沢山のスマートフォンが提供されていますね。iPhoneを始めとして、Xperia、Galaxyなどが日本では代表的でしょうか。個人的にはバッテリーの持ちがダントツに良いIGZO搭載のAQUOS PHONEも結構好きだったりします。

色々な機種がでているので、もちろんサイズも様々です。iPhone 5s は比較的小さく4インチ、Galaxy 5sは5.1インチ、Xperia Z2は5.2インチです。ちなみにXperia Z ultraはなんと6.2インチ!です。nexus7が7インチ、iPad miniが7.9インチですので、スマートフォンというよりはもはやタブレット(ファブレット)ですね。なお、一昔前のiPhone 4sは3.5インチですので、時が経つごとにモニタサイズが大きくなる傾向が見られます。

確かに、モニタサイズが大きいとそれだけ視認性があがるので、コンテンツを楽しむという意味では良いのですが、モバイル(携帯性)を考えると大きすぎるのも考えものですよね。さて、人間の手の大きさを考えると、どれぐらいの大きさが一番手にしっくり来るのでしょうか?

今回は片手持ちで考えてみます。例えば、5インチスマートフォンを考えてみると、対角線の長さはおよそ127mmです。それにベゼル(外枠)が付くので、実際はもっと長くなります。ちなみに、身長が160センチの女性の手の付け根から指先までの長さは180mmぐらいなので、片手で持つと手のほとんどがスマートフォンで埋まる感じですね。要するに、片手で持つには大きすぎますし、操作する際にはかなり不安定になると言えます。

こういった状況を鑑みると、女性のスマホ片手持ちならば3.5インチぐらいがちょうど良いといえます。対角線の長さはおよそ89mm+ベゼルとなりますので大体手の2/3には収まる感じになります。また、身長が高い男性であれば、4インチぐらいでも問題なく片手持ちできると考えられます。

ちなみに、店頭などで触って見るときは、あまり動くことなくかつ操作が単純なアプリしか使わないので、サイズが大きいことがあまり気にならないかもしれません。しかし、普段は揺れる電車の中でメールを打ったり、移動中の隙間にぱっとスマホを取り出して情報を確認するなど、利用シーン(コンテキスト)が異なるので、店頭での感覚を鵜呑みにするのは危険です。

逆に、モバイル用途よりも部屋とかでゆったりと使うとか、移動中はずっとバッグにケータイをしまっているなどという利用シーンが多い場合には、大きいスマートフォン(ファブレット)を選ぶことは悪くないでしょう。このように、普段の自分のスマホ利用シーンを省みて、それに合うサイズを選んでいくと、快適なスマホ環境を手に入れやすくなりますよ。