どこにいっても英語の発音が酷い文法が間違ってる,などと批判してくる人はいますよね.でも実際は,発音などを大して気にせずに話しても,大体の相手には通じるものです.
キレイな発音も完璧な文法も必要ない
私の場合は,学生時代は英語で話すような機会は無く,英語で会話するなんてことはできませんでした.その当時は,キレイに発音できなければならない,文法間違いはしてはならないという典型的な不安に襲われて,英語で話すということに恐怖すら感じていました.しかし,研究職になって,学会活動などで嫌でも英語を使う機会が増えました.そのため,昔よりは恐怖心もなくなり気軽に話せるようになりました.とはいえ発音も,アクセントも,文法も不完全です.英語のテストを受けたら酷い点数でしょう.それでも会話はできるのです.
英語で会話するのに,キレイな発音も,完璧な文法も必要ありません.確かに,相手が何を言っているかある程度わかるリスニング能力は必要ですが,英語のレベルでいえば,日常会話なら中学レベルで十分です.英語を話せない人の多くは,知識ではなく,不完全な英語で話す度胸がないだけなのです.
英語の間違いを馬鹿にする人は,目的と手段を間違えている
度胸が無くなる要因の一つに,英語の間違いをバカにしてくる人がかなりいることが挙げられます.しかし,こういった人達はよほど暇人なのでしょう.英語を話すことは目的ではなく手段です.お互いに話したい話題があれば,間違いなんてバカにしてる暇はありません.なんとしてでも意思疎通して,意見を深めることに注力するのです.発音などを指摘している暇があるなら,一語でも多く議論を交わそうとするのが普通なのです.
国際会議などで,英語が満足に話せず,言いたいことを言えずに悔しい思いをしたことは何度もありますが,英語ができないことや英語の発音自体を馬鹿にされたことはありません.彼らも何とか意図を汲み取ろうと拙い英語を真摯に聞いてくれます.また,国際会議では多くの国々から人が集まってくるので,英語が母国語でない人も多いです.なので,むしろ流ちょうに難しい単語を使って話すと,逆に理解されない可能性すらあるので,平易な言葉でシンプルに話す方が好まれます.
完璧な英語を学ぶ努力より,話題が合う友人を作る努力をしよう
英語の先生や通訳でもない限り,発音や細かい文法なんて気にせず話せば良いです.英語の発音や文法の間違いを馬鹿にする暇人は捨ておいて,話したい話題で,言語に関わらず楽しく話せる異国の友人を作ることをお勧めします.その方が活きた英語を楽しく覚えられると思いますよ.
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