今の時代,楽天が社内公用語に英語を採用したりと,国内でも英語を使う機会が増えています.日本人は英語教育をしていますが,本来もっとも重要なオーラルコミュニケーションの授業が少ないのです.そのため,日本人は読み書きはある程度できるのに,話したり聞いたりが苦手なのです.さらに英語の発音は日本語にはない発音も結構あるので,訓練せずに自然に発音できるようにはなりません.

とはいえ,学校で教えてくれないから覚えない,ではやっていけない時代がきています.英語力を鍛えておくことは必要でしょう.もちろん,英語力はあげよう!と思っても急にはあげられません.しかし,コミュニケーションにおけるTipsを知っておくことで会話をやりやすくすることは比較的簡単にできます.自分の安心感にもつながりますし,相手の印象にも残りやすくなるので,英会話が楽しくなります.ぜひ以下のTipsを活用してみてください.

1.相づちと合いの手

これは言語に関係なく,対面でコミュニケーションをする際にはとても大事なものです.あなたの話をちゃんと聞いてますよ,というアピールになりますし,相手が話しやすい環境を作ることができます.

2.自分の話を相手の話とつなげる

これもあまり言語に関係無く重要ですね.相手のいったことをうけとめて,それに対して自分はこう思うなどと言うことで,自分の話をしやすくするだけでなく,相手の話を理解しているんだよということを印象づけることができます.とはいえ,話を完全に理解するのは容易ではありません.話を完全に捉えきれなかったときは,まず相手が使った単語を自分も使うように心がけると良いでしょう.

また,逆に自分が使った単語を相手が使ってくれたときは,相手が自分の話を意識してくれている証拠です.そういうときは自信をもって話を進めましょう.

3.複数の話題があるときは,明確に分ける

慣れない言語では,単語が出てこなかったりと,会話の流れがスムーズにならないことが多いので,区切りがわかりにくくなることが多いです.なので,自分が話したいことが複数ある場合は,まず明確に何個話したいのかを述べて整理したあとに,順番に話していきましょう.聞く側に複数話題があることを意識してもらえれば,一つ一つの話題を切り分けて聞いてもらえるようになります.

4.よく使われる常套句を使う

英会話でよく使われる常套句があります.いくつか覚えておくと会話がしやすくなります.自分としても手駒がある感じがするので,会話をするときの安心感にもつながります.オンラインでも色々と情報があるので,探してみることをオススメします(例:ネイティブもよく使う!高校英語の基本的なイディオム30選).

5.類義語を積極的に使う

日本語には似た意味だけど別の単語(類義語)というのが沢山ありますよね.英語でも同じです.例えば移動を表す単語として,move.. transport.. get mobile..などなどです.こういった単語を上手く切り分けて使うことができるようになると,より会話ができる人に見えます.あとは,能動態を受動態にするだけでも印象が変わります.ちなみに,受動態を上手く使えると,知的に見てもらえるそうです.

まとめ

こうやって見ると,言語に限らず使えるTipsが多いことに気がつきます.たまに,英語がほとんどできないのに海外旅行で楽しそうにコミュニケーションできてるおばちゃんとかがいますけど,言語に依らないコミュニケーションスキルが高いのでしょうね.確かに,言語はコミュニケーションのための一手段でしかありません.言語を完璧に話せる必要はないのです.まずは会話を楽しむところから始めましょう.