この前,飛行機に乗るために午前7時前に電車に乗ったのだけど,すでに満員電車,この状態がおよそ9時前まで続く日本の通勤ラッシュは異常と思うのだけど,なんでこんなことになるのだろう.
ということで,まずはどれぐらいの人が移動しているのかWikipediaで調べてみた.そしたらなんと270万人以上が,通勤のために毎日東京に流れ込んできている(旅行客などは除く).たった2時間の間に270万人の大半が移動するのは凄い.ちなみに,アメリカのニューヨークは56万人ぐらいしか移動しない.日本の輸送力半端ない,鉄道会社凄い.
東京都という狭い範囲に1000万人以上がひしめき合ってるから場所もないし,地価も高い.だから人は郊外に家を買ったり,借りたりする.それゆえに移動する人がとても増えてしまうということですね.
要するに,通勤ラッシュ問題の根本は輸送力の問題ではなく,人が移動しすぎってこと.つまり人が移動しなくても良いシステムを作るか,勤務地が分散するか,すると通勤ラッシュがなくなるわけです.この移動人数だと時間分散ではもはや対応しきれないでしょう.ネットの世界はまさにそんな感じの仕組みになってますね.とはいえ,炎上みたいなものが起きると,通信路が渋滞してしまうのは一緒ですけど.
みんな真面目に仕事して,企業の効率化に貢献してるからこそ,通勤ラッシもまた起こるわけです.そのしわ寄せを,会社が負担せずに,従業員が通勤ラッシュというカタチで暗黙的に吸収してるなんて,皆さん社畜の鏡ですね.会社側はもっと従業員の効率化に投資したほうが良いと思うんですけどねぇ.
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