皆さん,カフェで仕事するのは好きですか?私はカフェで仕事をするのが大好きで,今この原稿も出張前の空き時間にスターバックスで書いています.私は都合に合わせて入るカフェを変えるのですが,今日はその基準についてお話します.

滞在時間でカフェを選ぶ

最近は様々なデザインのカフェが街の至るところに展開されていて,気軽にカフェを楽しめるようになってきました.また,スターバックス,タリーズ,ドトールなど,さまざまなデザインのカフェがあって,とても面白いですよね.これらのカフェを選ぶときに,自分の滞在時間に着目してお店を選ぶと,よりオトクにカフェを活用することができるようになります.

ドトールは短時間でカフェを楽しみたいときに

滞在時間が短いカフェの代表といえば,ドトールでしょう.ドトールはブレンドコーヒーのsサイズが200円と,とてもリーズナブルな価格帯でコーヒーを提供しています.その変わりに,席のサイズは小さめで,席間の距離も狭くなっていますので,長時間の滞在には向かないデザインになっています.またドトールは喫煙スペースが広めに確保されていることも特徴の一つです.これは,サラリーマンがふらっとよってコーヒー一杯とタバコを一服して出ていく,というお客様を想定しているためであり,実際にそういうお客様がドトールを愛用しているためです.もしちょっと休憩,といった感じでカフェを利用したいなら,ドトールはとてもリーズナブルで良いと言えます.

スタバは読書や会話を楽しみながらカフェを楽しむときに

次に,滞在時間が長めに設計されているのが,タリーズやスターバックスとなっています.コーヒー一杯の値段は300円以上と高めに設定されており,さらに食事などの値段も割高となっています.その代わりに,ソファー席が用意されているなど席は広めで,席間の距離もゆとりをもって配置されています.明らかにドトールとは想定滞在時間が違うことが分かります.なので,ちょっと腰を落ち着けて本を読みたいとか,友達と会話を楽しみたいとかであれば,スターバックスを選択することが良いといえます.

ルノアールは打ち合わせなどのときに

さらに,滞在時間が長く設定されているのがルノアールです.コーヒー一杯の値段は500円を超えます.普通にコーヒーを飲みたいだけなら破格です.しかし,ルノアールは席が広く,机も大きいです.また,席間は隣の声が気にならないほどに遠く配置されています.これは,ルノアールが打ち合わせや議論などといった用途で使われることを想定してデザインされているためです.そのため,回転率を上げるよりは,一人のお客様が2杯以上のコーヒーを注文してもらえるような戦略をとっています.そのため,少しフォーマルな打ち合わせをしたいとか,資料を拡げて議論をしたいとか,そういう用途であれば,少し割高ではありますがルノアールのようなカフェを選択すると快適に過ごせます.カフェなのに貸会議スペースが併設されているのは,そのためです.

テイクアウトならマクドナルドでもそれなりに

最後に,マクドナルドコーヒーやコンビニコーヒーについてお話しします.これらのコーヒーは100円ですが,品質的にいって他のカフェに比べてものすごく悪いわけではありません.この価格が維持できるのは,やはり想定滞在時間なのです.マクドナルドやコンビニコーヒーは滞在時間が極端に短く見積もられています.つまり「テイクアウト」が前提に考えられた価格設定です.さらに,コーヒーを飲みたいだけの人が,廉価なコーヒーにつられてやってきて,ついで買いしてくれることを狙っています.なので,単純にコーヒーが飲めればいいやと思っている人は,カフェでテイクアウトするよりも,マクドナルドコーヒーをテイクアウトするだけでも品質的にはあまり問題がありません.

以上のように,自分の都合に合わせてカフェを選択することで,より良いカフェ体験ができます.次にカフェに入るときには,自分の都合をちょっと気に掛けてカフェを選んでみてはいかがでしょうか.

余談:

ちなみに,本当に美味しい珈琲を安価に楽しみたいのであれば,自分で豆を買って自分でいれるのが一番ですよ!