ソニーが新しいスマートフォンのシリーズ Xperia Z Ultraを発表しました．6インチということで，もはやスマートフォンというよりは，ファブレット（ミニタブレット）ですね．

Xperia Z Ultra徹底レポート：6.4インチの大きさと6.5ミリの薄さの実力
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中途半端に6.4インチにするぐらいなら，いっそ7インチにしてしまえばよいと思います．6.4インチだと，手が大きい人であればぎりぎり片手で操作できてしまうので，逆に危ないと思われます．例えば，このサイズを電車の中で片手操作していると，ゆれた拍子に落としてしまいかねません．さらに，小柄な女性であれば，片手で把持して，もう片方の手で操作することになりますので，つり革をつかめなくなるし，さらにあぶないです．

ちなみに，ディスプレイのサイズは長方形の対角線の長さのことをいっています．ちなみに，6インチの場合は152.4mmとなります．これは文庫本ぐらいの大きさと近しいですが，実際はディスプレイの外に枠がつくので，スマホ本体の大きさは6インチ以上に大きくなります．例えば，Xperia Z Ultraの場合，縦179mm×横92mmとなっているようです．なお，身長が160センチの女性の手の付け根から指先までの長さは，平均すると180mmぐらいです．なので，6インチを持つと手にスマートフォンがおさまらない大きさだといえますので，物理的にかなり無理があることが分かります．

スマホとタブレットのいいとこ取りといえば聞こえは良いのですが，逆にいえば中途半端であるといえます．例えば，文庫本を読むにしてはちょっと小さいです（縦横比が動画に最適化されているため）．また，動画を見るには迫力はありますが，電車内などでこのサイズで動画を見ていると，かなり他人の視線が気になると思います．対して家で迫力のある動画を楽しみたいなら，今はHDMIで接続できる安価なモニタも沢山あるので，それらを買ってスマホと繋いだ方が幸せになれます．また，6インチの板を耳に当てて通話している様子もかなりシュールな感じです．おそらく通話をしたいのであれば，Bluetoothのヘッドセットを使った方が良いでしょう．

結論として，6.4インチを買うのをオススメするのは，家にHDMI接続できるディスプレイを持たず，基本両手持ち人差し指操作で，手書きメモなどを良くとる人で，Bluetoothヘッドセットを愛用している方になります．意外と女子高生とかによいかもしれません．もしご購入を考えているのであれば，どういう用途で使いたいのか，よく考えてからの方が良いでしょう．また，店頭などで長時間操作を試してから，購入を決断すると良いと思います．