ドコモ春モデルの5インチスマートフォンは大きすぎる。特に女性の方にとってはつらい大きさだろう。画面の大きさに魅力を感じるのは良いけど、画面が大きいことのリスクも考えて選んだ方が良い。

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大画面は片手で操作しにくい

最近のスマートフォンは大画面・高画質化の傾向にある。上記リンクをご覧いただけば分かるとおり、ドコモ2013春モデルのスマートフォンはほとんどが5インチとなっている。しかし、5インチモデルは女性の片手におさめるには大きすぎて、明らかに片手で操作することが難しい。

なお、使いやすさに定評のあるiPhone5(4インチ)であっても、iPhone4世代(3.5インチ)に比べて大きすぎるというコメントが散見される。さらにそれを超える5インチは、もはやスマートフォンというよりもミニタブレット(ファブレット)に近い。分かりやすい例として、各4インチクラスのスマートフォンの操作比較した動画を見ると、iPhone4世代(3.5インチ)が片手操作において絶妙な大きさであることが直ぐわかる。(手に馴染むサイズが売りのiPhone 5。どんだけ馴染むのか他端末と比較したGIFがわかりやすい:GIZMODE:ギズモード)。

大画面は危ない

最近は動画やウェブをスマートフォンで楽しむ人も多いので、大画面が欲しいという顕在ニーズがあることは理解できる。また、女性はカバンにケータイを入れて持ち歩くことが多いし、操作するときも片手で保持して人差し指で操作する人が多いことから、別に大きくてもかまわないというのかもしれない。

しかしながら、例えば,肩にカバンを掛けて、電車のつり革にも捕まらずに両手でスマートフォンを操作している様子はどう見ても危険である。顕在ニーズとしては出てこないことだけど、危険や不便がそこには確かにある。この例も含めて、傍から使っている様子を見る限りでは、携帯性を考えても操作性を考えても5インチのスマートフォンは大きすぎると思う。万が一にでも、iPhoneとの差別化要因として画面を大きくしているのだとしたら、すぐに止めた方が良い。数値的な性能比較では確かに勝るかもしれないけれど、それはユーザのためにはならないのだから。

3.3インチが快適(片手)

私は小柄なので、Retinaの解像度があるならスマートフォンはXperia ray(3.3インチ)ぐらいの大きさで良い。それ以上の大きさが必要なら、7インチタブレット(nexus7)を使いたい。Xperia rayが出た当時は、大画面化が進む中でよくぞ出してくれた!と思っていた。最近では、Xperia SXが少し画面を大きくしたものの、rayの後継として出てきており、小型軽量のニーズを捉える動きも継続されていて嬉しく思っている。

「全部入り」は全部あっても良いかも…?程度

しかし悲しいことに、日本のスマートフォンは全部入りの文化から脱却できないがために、何にでも使えるけど何をしてもいまいちなスマートフォンが量産されている傾向にあるので、早急に脱却してほしい。