駅で運行情報を表示する画面を色々なところで見るようになった。自分が帰路に使う経路が、遅延などによって影響を受けていないかを素早く判断できる素晴らしいインフォグラフィクスである。

駅で見かける「運行情報」などをスマホでチェックできる技術、東京駅にて試験的に開始

インフォグラフィック(英語: infographics)は、情報、データ、知識を視覚的に表現したものである。インフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ、標識、地図、報道、技術文書、教育などの形で使われている。また、計算機科学や数学、統計学においても、概念的情報を分かりやすく表現するツールとしてよく用いられる。- wikipediaから一部引用

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運行情報のインフォグラフィクスは、提示する情報を削ってシンプルにしていることに加えて、運休なのか遅延なのか色などで分けることによって、遠くから見ても一目でどの路線に問題があって、自分の経路に影響を与えそうかをすぐに判断できるようになっている。この運行情報を表示する画面を置いたことで、駅員に対する問い合わせ減らせるだけでなく、駅員がお客様に状況を伝えるときにも視覚的に素早くお客様に説明できるようになった。このインフォグラフィクスはお客様にとっても駅員にとっても有益なものなのである。

インフォグラフィクスはもともと、限られた紙面でどのように分かりやすく多くの情報を伝えるかを主眼に置いたものだ。それが、インタラクティブシステムによって情報を任意に引き出して閲覧できるようになった社会において、再び注目されているのは面白い。それだけ日常的に人が触れる情報が増えているということだろう。今後は、インタラクティブシステムに最適化されたインフォグラフィクスがより増えていくことを期待したい。

情報の多さにもよるが、素早く理解させることが第一の目的であれば、人間の性質的に言語よりも絵で見せた方が理解が早くなるということは意識しておいた方がよい。例えば、発表資料をできるだけ視覚的に理解しやすく作るとか、言われてみれば当たり前のことだけど、なかなか上手くできてなかったりするので、気をつけたいものである。